82才プロバイオリニスト転じてジャズシンガー

前回のポストにBrigette Berahaのマスタークラスに行ったことは報告しましたが、その主催者が、ジャズシンガーCJです。

彼女の家に Bregette とピアニストを読んでクラスをしたのですが、今度は7回のシリーズのクラスをするということで、それにも参加することにしました。

 

それで、またお話をする機会があって、興味津々のことをききました。

まず、彼女は、82才と聞いて驚き!

すごくエネルギッシュで、若く見えるし、70代半ばかなと思ってましたから。一年の半分をマルタ島で過ごすので、行ったり来たりの生活。(これにもかなりエネルギーが必要)

そこでジャズミュージシャンと知り合って、マルタ島にいるあいだはジャズシンガーとして歌っているそうです。

 

CJは 前にも言ったようにプロのバイオリニストで、ストリングクォーテットの一員として数々のコンサートをこなし世界中でコンサートをし、いくつかの音楽学校で教えた人です。

毎日6時間も練習をしたそうですよ。

彼女曰く、Rich life but hard lifeだったそうです。

 

                                     

 

そんな方がなぜジャズを? 聞かずにはいられませんでした。以下彼女の言葉の要約。

 

長年、ベートーベンや、シューベルトなど演奏して、もう飽き飽き。

クラシックはほとんど楽譜通りに演奏するので、ジャズの自由さにとてもとても魅かれた。

クラシックを演奏していた時も、夜には夫とジャズをきいていた。

退職した時、何か他のことをしたくて、ジャズを歌い始めた。

 

素晴らしいのは、それが年寄りの手慰みではなくて、ジャズバンドでライブができるレベルになったということです。

もちろん、クラシックの音楽の知識がかなり役に立っているとは思います。

多分、音の聞き分けも素晴らしいのだと思います。

 

彼女の話を聞いて、とても励みになりました。

私ももう70代で、あと1,2年したらもう声が出なくなって、見た目もひどいおばあさんになって、バンドで歌うのはやめなければいけなくなるのではないかと思ってたので。

(私のバンドの連中は意地悪で、もっと若くてきれいな女性歌手にきてほしいなどという)

私が82歳のころは、彼女のようにエネルギッシュで、健康で、歌い続けていたいです。

 

世界のシニアシンガーさん、頑張りましょう!