Whatever Lola wants(ジャズスタンダード)と マスタークラス

また、Briggitteのマスタークラスに行ってきました。

今回は、ラテンのピアニストが来るというので、ラテン風の曲を選びました。

 

タンゴで演奏されることが多いですが、iReal Proで、他のリズムを試してみたら、Cuban Boreloがいいということになって、バンドでは、それでしてもらっています。

ドラムもベースもちゃんと勉強してくれてどんなふうにすればいいかわかってるのに、キターだけが、どうやって弾いたらいいかわからない、自分はスウィングとボサノバしかできないと駄々をこねています。

一番若いのに、新しいことを調べて挑戦する気にかけてます!

 

リチャードアドラー作曲、ジェリーロス作詞、1955年のミュージカル 「Danm Yankees」の中で、歌われました。

Lolaが 男性を説得というか誘惑というかする時に 歌われるので、センシュアルな歌です。

この年ですから、昔のことを思い出しながら歌います。

日本語訳は大体こんな感じに。

 

ローラが欲しいものは、なんでも手に入れる。

そこのあなた、このローラがあなたを手に入れたいのよ。

後悔のないように、心をきめることね。

リラックス(Recline)して、諦める(Resign)のね。

もう決まってるのよ。

 

私はいつも、目的を達するのよ。

あなたの心と魂をもらいにきたのよ。

 

ローラが欲しいものは、なんでも手に入れる。

上着をぬいでよ。

あなたは勝てないのよ。

あなたは例外にはなれないわよ。

わたしにだれも抵抗はできないのよ、ばかね。

あきらめなさい。

あきらめなさい。

あきらめなさい。

 

全体に対する先生Briggitteのコメントは、「なかなかよい」でした。

(でも、あまり良くなくても先生はそう言ってくれるから、本当のところがわかりません。

Sultry(セクシーのような意味)であるとも。

誘惑の歌ですから、Sultryに聞こえるように努力しましたので、その点はうまくいったということでしょうか。

 

ブリッジ(Bセクション)の、高音が、出ませんでした。

家ではできるし、バントともできるのに、やはり上がっているのと、今までと歌い方をちょっと変えたせいで、出なかったのです。

いつものように、唇をブルブルする練習をしてから歌うと、でるようになりました。

ブルブルは、おなかの筋肉を使わないとできないので、その後で歌うと、おなかの筋肉でサポートできるわけです。

問題の所は 「Is what I came for」という言葉ですが、「Is what I」 を 続けて歌う、「I」 は、 喉をもっとあけて。そのまえに息を十分吸うこと。

それで何とかできるようになるのではと。 

 

ピアニストは、この曲はルンバでもタンゴでもいいと。

ボレロを頼んだので、結果的には、ボレロのリズムで、ブリッジ(Bセクション)をタンゴで弾いてくれたそうです。

私は夢中で、どこがどうだったのか、おぼえてません。

 

もう一点Briggetteにアドバイスをもらったのは、イントロから 歌に入りにくい時はどうしたらいいかということ。

前に、ライブで I've got you under my skinを 違うキーで歌い始めて途中でやり直した失敗があったので。

1.歌の最初の音が何か、はっきりさせておくこと

2.ピアニストかギタリストに、曲が始まる前に、その音をひいてもらうこと

3.ギターの場合、イントロの最後にメロディーの最初の音をコードのトップでひいてもらう。

4.チャンスがあれば、バンドとイントロから入る練習をする。

5.違うキーで歌ってるときがついても、パニックにならないで、対処すること

6.違うキーで歌ってしまっても、途中で正しいのに移れる時もある。

7.それができなければ、中止して、最初から正しいキーでやりなおす。

 

今回は、そんなところです。

お付き合い、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

憧れのスキャット恐怖のスキャット

 

今まで避けてきて、しないで済ませてきたスキャット。

できるジャズシンガーを聞いては、凄いなあと思っている。

私達歌仲間では、スキャットする人はチラホラ。

 

20年ぐらい前に、戦後の歌謡曲”銀座カンカン娘“をジャズ風に歌うことを思い立った。短い曲なので2度目をスキャットでと大胆なアイディアが出てきたのです。

スキャットのクラスにも行って勉強しました。

いろいろなスケールを教えられてそれを使ってスキャットするように言われたのをかすかに覚えてるけど、よく分かりませんでした。

そんな訳で、私の限られた知識と歌唱力で、こんなふうかなと大体の形は作ったのです。

でもね~、これが決定的でしたが、私が個人指導を受けてたプロのジャズシンガーのTK先生曰く、"なんで下手なスキャットで歌を台無しにするの?"。

がーん!

それ以来、スキャットをしようという気になりませんでした。

それで済んでもいましたし。

TK先生は、たしかに殆どスキャットをしないジャズシンガーであったので、私を指導できなかったのだと思う。

それに引き換え、彼女の友達同じくジャズシンガーのAW、は、すべての曲にスキャットをするので、素晴らしいのですが、飽きてくるんですよね。

バラエティーって大切。

AWはスキャットをする時マイクを持たない方の手でピアノを弾くように指を動かす。ある時聞いてみたら、その小節のコードのスケールを考えながら音を一音一音想像のピアノの鍵盤で考えながらスキャットをしているそうです。

それで、指がピアノを弾いているように動くわけです。

すごいですね。

 

ずっとあきらめていましたが、この頃、ここでスキャットを入れられたらいいなと思うことがよくあるようになりました。

特に短い曲は、スキャットがないとちょっと物足りないです。

例えば、It don't mean a thingとかです。

Sing Sing Singなんかにも入れたいなと思うし。

それに、伊勢佐木町ブルースです。(これにつてはまた別に書きます。)

これをジャズ風に歌うつもりですが、これにちょっとスキャットをいれたい!

そんなわけで、再びスキャットの仕方を研究してみることに。

しかし、この年(71才!)で新しいことを学んで人前でできるようになるか、自信はないです。

 

Brigette先生が、前回のマスタークラスでスキャットの第一歩について言ってたのを繰り返すと:

  • きく、まねる、きく、まねる、きく、まねる
  • コードをみて音をえらぶか、ある人は耳に頼って音を選んでいる
  • ルート音で歌ってみる
  • ルート音を使ってリズムを取ってインプロバイズ
  • リズムは 音よりも大切
  • 楽器のアドリブも参考にする
  • チェットベーカーのスキャットシラブルを参考にする(彼はデ テ ドゥ タ などを主に使ってるのを発見) (チェットベーカーについてもまた別に書きたいです。)
  • シンプルなのから始める
  • メロディーで始めて、それから少しずつ離れていくという方法もある
  • とにかくやってみる
  • (ああ、道のりはながい。)

それから、日本のユーチューブで河合彰さんのジャズ講座で、初心者のスキャットの仕方を教えてくださってるので、それも参考にしました。まとめると:

  • シラブルは ドゥバや、ドゥットゥ ドゥビドゥバ とか
  • リズムが何よりも大切
  • リズムだけで歌う - 三連符のバリエーションなど
  • 音を足していく。ルート音のみそしてルートの半音下の音
  • ブルーノートスケールを使うといい
  • アーティキュレーション ージャズ特有のアクセント
  • ゴーストノート ー 音を飲み込む などなど 

それから、 粟田まりこさんもスキャット入門の動画をのせてくださっています。

 

そんなわけで、まず私の第一歩はその小節のコードのルートで歌ってみるところかなと思っています。人前でスキャットするにはまだまだの道のりです。

 

 

 

ロンドンパブのオープンマイクでホスト

  

 

頼まれて、臨時にパブのオープンマイクのホストをすることに。

私は サウンドの機材操作は心細いので、私のトリオのMにそちらの方は担当してもらって、私はもっぱら参加者の順番管理と紹介と歌です。

先週MKとMとわたしのトリオで、このオープンマイクでライブをしたので、勝手はわかっていましたが、ちょっと緊張。

 

ロンドン街中、UCL大学の近くにあるこのパブは近くのビジネスマン、観光客、そして学生でにぎわってる。

 

オープンマイクは毎週月曜日で、7時から用意してでき次第始め、10時か10時半で終わります。

前にも書いたように、ここは、スピーカーとマイクを提供するだけで、ハウスバンドとかはいません。

それで、アーティストはギターかキーボードを持ってくるか、バッキングトラックを使うかです。

 

先週は5人で少ない方でしたが、なんと今回ははじめは予約したうちの一人しか来ていませんでした。

そして、飛び入りの一人と私で三人。

その分一人たくさん歌えるのでいいですけど、ちょっと少な過ぎ!

むむむ、これで10時まで、どうやってもたせるの?  心細いなあ。

私は10曲しか用意してきてないぞ…

 

最初のアーティストは、ロンドンに住むイタリア人LDで、結構ハンサム。

イタリア人らしくスタイリッシュ。

予約した人。

先週も彼はいましたね。

いろいろな所でライブをしていたが、コロナでまったくなくなってしまったと嘆いていた。

でも、他に仕事があるらしいから、飢えてはいないよう。

オリジナルの曲とビートルズの曲で、6曲。

歌もギターも上手だけど、個性がない。(他人のことは言えないけど。)

 ハンサムなイタリア人LD

 

次が若者K. なんと彼は甚平を着て現れました。

日本語も少し話す。

日本にすごく興味をもってて、日本が大好き。

(こういう若者にしょっちゅう会います。)

オリジナルの曲をギターで歌って、3曲。

もう他にないと。

ギターも歌も、まあまあ。

若者K. 笑顔がかわいい!

 

私の番。

バッキングトラックを使いました。

歌った曲:

Hallelujah I love him so (ジャズ スタンダード)

Always on my mind (ウィリー ネルソン)

Whatever Lola wants (ラテンのリズム)

 

私も多分個性のない歌い方をしているに違いない。

 

客はたくさんいて、話していてうるさい。

聞いている人がいるのかどうか?

音楽がうるさいと思ってる客もいただろうと思う。

 

ありがたいことに、もう一人予約した人が来た。

D。

彼の曲はなんと説明したらよいのか、ヒップホップかもしれないけど、本人はいろいろ混じっていて、スタイルを限定できないと言ってた。

ラップのようではあるけど、もっとリズムとメロディーがあるのです。

私はこういう曲はあまり好きじゃないけど、なんとすごく楽しんじゃいました。

私が歌ってる最中から、彼は準備運動のようなことをしているのです。

彼のパフォーマンスを見て、うなずけました。

彼の歌い方は体を使うのです。

リズムに乗って、ダンスに近い動きをします。

普通の人が良く言うような言葉を繰り返し繰り返し歌います。

そして、観客の目を見て、直接訴えるような歌い方をします。

彼はプロデューサーで、バッキングトラックを作るけど、歌も歌うと。

トラックはよくできてるし、パフォーマンス(歌だけでなく全体のアクト)も素晴らしく、思わず体を動かしてしまいます。

この辺から、客が音楽に合わせてダンスをし始めた。

私もエンジョイしてしまって、写真を撮るのを忘れてしまった。

あ~とればよかった。

彼は絵になってたのに。

 

客のとびいり。J。

若い青年が、マイケル ブーブレの ジャズスタンダードを3曲。

素人にしてはまあまあ。

カラオケって感じでしたが。

でも、アーティストが少ないので、飛び入りしてくれて、助かりました。

 

そして、私がまた歌いました。

Are you lonsome tonight (エルビスが歌って有名、最近ノーラジョーンズ歌った)

Don't get around much any more (デューク エリントン、評判良かった)

You don't know me (レイ チャールズの曲)

 

ずっと前から、奥の方で、われわれの音楽を聴いてたトレンチコートの若者Aが、飛び入りで歌うことに。

これも、素晴らしかった。

話を聞けば、ロンドン生まれだが、今はアメリカ在住。

休暇で、ロンドンに来ている。

仕事は、なんとシンガー。

プロです。

シナトラが歌うようなジャズスタンダードを数曲。

声が、プロっぽくしっかりしてる。

これも、あまりエンジョイしすぎて、写真を撮るのを忘れた!

 

このころになると客はかなり少なく、客の一部はダンスをずっとしていて、もりあがり、もうパーティーみたいになっていました。

 

飛び入りのおかげで、何とか9:30ぐらいまで、生音楽が提供できました。

最後に私が、二曲歌って、早めにおしまいに。

でも、このプロの後に歌うのって、ちょっと自信がなかったですよ。

でも、しました。

You belong to me (ジョー スタフォード) 

I only want to be with you (ダスティー スプリングフィールドでもゆっくり)

 

楽しかったです。

他のミュージシャンや、パブの客と交流があったのも、よかったです。

また頼まれたらしたいです。

 

私の人生って、このごろ面白いことが多いです。

この年で、ありがたいことです。

 

じゃ、また。

 

 

Don't get around much any more(ジャズスタンダード)と マスタークラス

また、Briggetteの マスタークラスに行ってきました

 

今回選んだ曲は、Don't get around much any more.

デューク エリントン作曲、ボブ ラッセル作詞 1942年

デューク エリントンです。


Fのキーで歌われることが多いが、私はEフラットにしました。

歌詞の大体の日本語訳を書きます。

 

Verse:

ソリテア(トランプの一人ゲーム)をしていないときは、棚から本をとりだすわ。

それにラジオの番組もあるし、わたしは一人でいるのよ。

コーラス:

土曜日のダンスには、行かなかったわ。とても混んでたらしい。あなた無しで行くのはたまらないから、もうあまり出かけないのよ。

クラブに行ってみようかと思ったけど、入り口まで行ったら、あなたのことを聞かれたわ。もう、あまり出かけないの。

少しは心が落ち着いてきたと思うけど、思い出したくはないわ。

デートに誘われて、行こうかとも思ったけど、何のため?

あなたがいないと ほんとうに違う!

もうあまり出かけないの。

 

これには、いわゆるVerse(バース)というのがコーラスの前についていますが、楽器の場合はほとんど演奏することはありません。

歌ではたまに歌われます。

わたしは、ライブの種類によって歌うかどうか決めています。

いわゆる聞くためのライブ、コンサートの時は、Verseとコーラスの対照が面白いので、歌います。

でも、ダンスをしたがるような観客の時は最初から、強いリズムにしたいので、なしです。

 

Verseが歌われるときは、Colla Voce(カラボチェ)といって、フリータイミングですることが多いです。Colla Voceは、イタリア語らしいですが、意味は「歌についていく」ということで、伴奏者は、歌についていきます。ですから、歌は早くしたり、遅くしたりして、バラエティーをつけることができます。

 

Verseの歌詞を理解すると、コーラスの歌詞の意味がよくわかりますよ。Fly me to the moonなどは、その典型です。

 

20年ぐらい前にこの曲を歌ったときは、Verseがちゃんとできたのに、最近また歌おうとしたら、伴奏と合わないのです。ピアニストやギタリストと試しましたが、どうもうまくいきません。コードを自分で転調したので、間違ってるのかと、何度もチェックしましたが、それは大丈夫だと思います。それで、今回のレッスンでは、これを解決するのが、目標の一つでした。

 

さっそく始めましたが、できる!今回はちゃんと乗れるではありませんか。何が違うのか。ピアニストの導入がいいからか?それとも私が最初の音をしっかり聞けたからか。そんなわけで、一応何とか、Verseもコーラスも歌えました。

 

Briggetteは、Verseをもっとよくするために、指導してくれました。

まずは、ことばを話すように言ってみる。

音楽と一緒に話す。

話すように歌う。

これで、ずっとよくなりました。

Verseとコーラスの対照もずっと面白くなったと思います。

それから、Colla Voceは、歌が主導なので、ビアノのコードを待たないで、進むこと。聴衆に、歌でお話をする。

ピアノはついてくる。

Verseを歌うたびに、違うようにやってみること。

 

それから、スウィングをもっとするようにも言われました。

指で調子を取った時は、もっとできてたが、なしで体でスウィングを感じるようにとも。

デュークエリントンの演奏を聴きながら歌ってスウィングをマスターすること。

 

いつものように、録音を聞くと私の歌はひどいものです。

それでも、Briggetteは「すばらしい」というんですよ。

とにかく、イギリスはほめる文化なので、他のシンガーも、いいところを探して、そこを強調してほめてくれる。実際信じられないのだけど。

その親切はありがたいのですが、本当のところがわからないです。

スポーツなどは、成績がはっきり得点で出てくるので、事実がわかりますが、歌は自分が本当にひどいのか上手なのかどうもわかりません。

それに、自分が聞いてるのと、他の人が聞いてるの、それに録音されてるものとすべて違いがあるとは思いますし。

 

はい、じゃ、今回はこれまで。

お付き合いありがとうございました。

It don't mean a thing (ジャズスタンダード)とマスタークラス

Brigetteのマスタークラスにまた行ってきました。

 

その日は、なんと電車のストの日で、いつもは電車で行くところを、バスと地下鉄で行くことになり、結果として、他の駅からCJのうちに行くことに。

それで、おもしろい壁画というか、落書きというのか、こんな面白いものを発見しました。

落書きにしてはよくできているでしょう?

エリザベス女王が、ロックバンドで歌ってる絵です。

 

ついでに、この付近Swiss Cottage/Belsize Parkの住宅街の写真も撮りました。

昔は縦割りの高級二軒続きの家で、地下と屋根裏は召使やメイドが使ってて、主人の家族は一回と二階を使っていたのだと思います。

それが今は少なくとも四つのアパートメントに改造されているようです。

このアパートメントは寝室がたぶん二つぐらいですが、とても高価です。

 

本題に戻ります!

 

今日のミュージシャンはギタリストのL.

 

今回選んだ曲は、It don't mean a thing( if it ain't got that swing)1932年

デューク エリントンの曲です。

歌詞は アービング ミルズ。 

日本語に訳したら、「スウィングしなきゃ、意味ないわよ!」という感じでしょうか。

 

歌詞を訳してみると:

 

スウィングしなきゃ、意味ないわよ!

デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ

意味ないよ! ただ歌え(sing)ばいいのよ。

デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ

甘くたって、熱くたって違いはないよ。

そのリズムに ありったけ乗ればいいのよ。

スウィングしなきゃ、意味ないわよ!

デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ デュワ

 

 

「デュワ」は、何なんでしょう。掛け声のような、スキャットのような。

短い曲だけに、どのように料理するかが問題になります。 

それで、今回Brigette先生に聞こうと思うことは3点で、答えは以下の通り。

 

1.どのようにしたら、スウィングできるのか。

  • エラ フィッツジェラルドとかセーラ ボーンとかの歌を聞いて、詳細までまねる、まねる、まねる、まねる。どこにアクセントがあるか。
  • もっと弾みがひつよう。シンコペーションをもっと使う。
  • きく、まねる、きく、まねる、きく、まねる
  • 人によってスウィングの仕方は違う。
  • 体でスウィングを感じること。
  • (私:ああ、この年でスウィングをものにできるのか? 道のりは長い。)

2.興味深くするためには、どうしたらいいか。

  • 2回繰り返す。
  • また、エラが2回目にどんなことをするのか、きくこと。
  • 一回目はスウィングに集中し、二回目はリズムを変える、メロディーを変える、フレージングを変える
  • 変えるのはたくさんでなくてよい

3.その一つの方法は、スキャットを加えることだと思うが、スキャットの第一歩は何か?

  • きく、まねる、きく、まねる、きく、まねる
  • コードをみて音をえらぶか、ある人は耳に頼って音を選んでいる
  • ルート音で歌ってみる
  • ルート音を使ってリズムを取ってインプロバイズ
  • リズムは 音よりも大切
  • 楽器のアドリブも参考にする
  • チェットベーカーのスキャットシラブルを参考にする
  • シンプルなのから始める
  • とにかくやってみる
  • (ああ、これも道のりはながい。)

 

スキャットについては、また近いうちに別に書きたいと思ってる。

 

今回他の人が歌ったので、おもしろいと思ったのは、

It's only a paper moonを ラゲエのリズムで歌った人がいたこと。

それから、Call Meを ファンクのリズムで歌った人もいたこと。

ギタリストのLは、ちゃんとそのリズムを弾いてくれました。

彼すごく上手で, 何でもどのキーででもできます。

ピアニストにせよ、ギタリストにせよ、ジャズのプロはそういうものですが、改めて感心です。

 

最後に Briggetteが、また歌ってくれました。

Jobinの Triste です。

聞いたことのない曲でしたが、いつものように素敵で音程ぴったしでした。

 

じゃ、今回はこれで。

またね。

ロンドンパブで オープンマイク参加

月曜日の夜に、ロンドン街中のパブのオープンマイクに行ってきました。

 

オープンマイクは 予約は必要だけど、だれでも無料で参加演奏ができるエベントです。

音楽だけでなくお笑いや詩の朗読でも。

パブの一部を使うので、ステージなどは在りません。

人前でライブをする練習にとても役に立ちます。

マイクとスピーカーは在りますが、その他は自分で持ってきます。

ほとんどの人が、ギターあるいはバッキングトラックを使いますが、たまにはキーボードを持ってくる人もいます。

バッキングトラックは ダメというところもありますね。

 

その日は、5人の若いシンガーソングライターがギターをもって来ていました。(これは少ない方)

ほとんどがオリジナル曲で、つまりわたしが知らない曲ばかり。

レベルも色々で。

私も含めて、聴衆って知ってる曲をききたいんですよね。

オリジナルの曲ってよっぽど個性的で印象的じゃないと、退屈してしまいます。

それも、何曲も続けられると。

でも、一生懸命聞きましたよ。

 

 

私の二つ目のバンドはアコースティックギターとエレキギターとわたしのトリオです。エレキギターのソロがユニークだと私は思ってるんですが。

そのトリオのリーダーのMKが毎週月曜日このパブのオープンマイクのホストをしているので、スロットをもらって、昨夜は3人で初めてパブでの演奏をしました。

(パブの写真を取ればよかった。後で追加します。)

 

こんなに若くないけど、こんな感じでした。


前半の曲名

Under the boardwalk(ポップス)

Sway(ジャズスタンダード)

Always on my mind (エルビスで有名なポップス)

 

後半の曲名

Caravan(ジャズスタンダード)

Black Coffee (ジャズスタンダード)

 

ポップスもジャズスタンダードも、もちろん、我々風にアレンジしてあります。

オリジナルをそのまま真似をすることはありません。

 

前半は客がたくさんいて、音楽をバックグラウンドとしてしか聞いてないので、うるさかったですけど、聞いてくれてる人もいました。

後半になると、客の数も少なくなって静かで、皆さん聞いてくれてましたよ。

前半の曲は、知ってる人が多い曲ですから、それなりに楽しんでもらってたようでした。

後半の曲は、ユニークな曲なので、面白かったと思います。

私たちの曲が終わってから帰った人たちもいたので、聞いていてくれたなと思います。

 

私たちの演奏は完全ではありませんでしたし、間違いもありましたが、間違いをカバーするのも練習ですからね。

いい経験でした。これからもっと参加したいと思います。

録音しておけばよかったと後悔。

 

今回のオープンマイクはジャズとはあまり関係がありませんでしたが、わたしは長年オープンマイクとジャズのセッション(イギリスでは、Jam sessionといいます)を 組み合わせたようなエベントに毎週通って練習させてもらいました。

ホテルのバーでしたから、雰囲気は良かったですね。

それに、たくさんのミュージシャンとも知り合いましたし。

そこには、マイクとスピーカーだけではなく、ピアニストかギターリストそしてベース奏者がいました。

ジャズの人だけでなく、フォークの人も来たし、クラシックの人も演奏しました。

詩の朗読もたくさんありました(これはちょっと退屈でしたね)。

もちろん、リハーサル無しですから、うまくいかないこともたくさん。

毎週日曜日の夕方からでしたが、残念ながら、コロナ禍でしまってからは、再開していません。

 

きょうは、こんなところで。

じゃ、また。

 

 

 

ランチタイムライブと戴冠式お祝いお茶会ライブ

5月は忙しくて、ライブが三つも。その二つが終わった。

 

まずは、5月3日水曜日の教会のランチタイムコンサート。

教会主催ですが、コミュニティー向けの行事です。

イギリスでは、教会がコミュニティーセンターのような役割をかなりしているので。

平日の昼なので、観客はほとんど退職者。

  

 

パイプオルガン、グランドピアノのある教会で、音響はかなり良かったです。

1時間、17曲。

毎月一回行われるこの教会のコンサートは、ほとんどがクラシック。

私も何回か聞きに行ってるけど、正直言って、いつも眠くなるコンサートであった。

しかし、私たちの音楽はかなり違ってたと思います。

皆さん知ってる曲なので、一緒に歌ったり、体を動かしたり。

車椅子の人は、音楽に乗って、もう少しで車から落ちんばかりだったとか。

ダンスをするのを勧めたけど、さすがする人はいなかった。

 

今回はジャズスタンダードだけでなく、ポップスも2曲いれました。

Will you love me tomorrow(でも、ジャズコードを使った)と  Under the boardwalk(ルンバのリズムでラテン風に)。

評判は良かったですよ。終わってから、列を作って順番によかったとみんな言ってくださいました。ぜひまた来てほしいとも。もちろん、気に入らなかった人たちは何も言わないで帰ったと思うので、何人いたかわかりません。

 

動画を見ると、やはり、音がはずれてるところや、声の質が悪いところたくさんあるのです。

でも、大きな間違いはなかったので、良しとします。

もちろん音が外れてたところは今後練習してなおすようにしないと。

前に失敗した、イントロからうまくは入れないというのは、ピアニストと直前に打ち合わせして、今回は大丈夫でした。

ちなみに、今回のピアニストは一緒にするのは初めてで、リハーサル無し。

でも、彼はかなりのプロで、ちゃんとうまく適応してくれました。

そして楽しかったとも。

 

 

戴冠式を祝っての駅の飾りつけと近所の店の飾りつけ。



次のライブは、戴冠式の日の5月6日。それを祝ってのお茶会。

国旗のバンティングなど飾りつけがあり、お皿やナプキンがこれまた国旗の模様。

観客や私は国旗の色の赤白青の服を着ましたよ。

まずは、ビンゴなどのゲームをし、戴冠式に関するクイズをしてから、サンドイッチとケーキそしてお茶。

その後私たちの音楽でした。45分。13曲。

 

今回は、女性サックス奏者のJCが、Fly me to the moonとOn the sunnyside of the streetに加わってくれました。彼女がバンドとソロをするのは初めてで、デビューということです。

 

今回はダンスをする人がいました。特にSwayは、ダンスをしたくなる曲で、私も、曲の途中から、ダンスに加わりました。息が切れて、次の曲を歌うのに休まなければならなかった。ははは。

 

Chattanoo Choo Chooは、すごく早くなってしまって、まるで特急列車のような感じ。歌う言葉が早口になって、音が外れてるところあり。動画を見るとわかるのです。

 

ずっと動画を取るのを避けてましたけど、やはりうまくいってないところを発見するのに大切だなと思います。

それに、Facebookに載せられますしね。

いろいろ欠点があって躊躇しますが、あえて思い切ってUploadしてます。

 

今まで、言葉も覚えず、歌うのを避けてきたイギリス国家を、起立して最後に皆さんと歌いました。そして、言うことになるとは夢にも思わなかった、「God save the king」というフレーズも自然と出てきたから、不思議です。

そういう雰囲気だったということでしょうか。

いい思い出になりました。

 

じゃ、また次回に。