Brigitte Beraha(ジャズシンガー) のマスタークラスとCARAVAN(ジャズスタンダード)
Singer of the yearに選ばれたというBrigette Berahaのマスタークラスに参加する機会あり。8人参加。一人16分。
クラシックのプロバイオリニストCLが どういういきさつか、ジャズを歌い始めて(いつかいきさつをきいてみよう)、彼女のうちにBregetteを招いてのクラスであった。
ご主人はビオラ奏者で、子供たちもみな音楽家という家にふさわしく、Steinwayのグランドピアノが誇らしげに陣取っていました。
Brigetteは 物静かな優しそうな人。
お手本でちょっと歌ったのを聞くと、やっぱり違う!あのような声を出したいものだ。伴奏のピアニストもこれまた一流。
二人とも、ロンドンのいくつかの音楽学校で教えてるとか。
今回わたしは、Caravanを歌いました。
バンドで歌う時はあがらないのに、先生やほかのシンガーの前で歌うので、あがってしまった。
それで、おなかに力が入らず、音量は出ず、高音もひどいものだった。たぶんわたしは、一番下手だったのでは…
先生のコメント
- リラックスして歌っているようにみえる(ほんとうは緊張してたのに)
- Beautiful Sound and tone (本当?先生は優しすぎるのでは?)
- Intimate(日本語ではなんというのかな?)な 歌い方、よい。
- 口をもっと大きく開ける。
- 短いフレーズが多くて、長音が少ないので、もっと増やしてはどうか。(長音は緊張してるとできない)
- 二回目の歌い方を一回目と違うように歌う。強調つけたり、音を長く保ったり、音を変えたり, 音量をかえたり。とにかく、バラエティーをつける。リスクをおかし、いろいろためしてみること。(これから他の人のを聞いたりしてアイディアを得ないと)
- 言葉の途中で、息継ぎをしない。
今回Head Outという新しい言葉を学んだ。
ソロを終えて、二回目に歌の最初に戻る時をHead Outと言うそうな。
ちなみに、一回目に歌うのはHead Inというらしい。
ジャズでは、Head Inの一回目をほとんどそのまま歌い、楽器がソロをして、シンガーがHead Outの二回目の歌を歌って終わる。
二回目はいろいろ工夫をして、一回目とは違うようにするのが、普通。
わたしはなまけてしないことが多い。
ジャズする人が聞いてくれる時は、やはり緊張して、努力をするけど、実際、普通の人は、自分の聞きなれてるメロディーを聞くだけで満足するようだ。
それが私の言い訳。
Caravanは、Dluke Ellingtonが1936年に初めて演奏した。
歌詞はつけられたが、あまり歌われることはなく、ほとんど楽器演奏だったらしい。
わたしは、このエキゾティックな半音の多いメロディーが好き。
Yutubeをみると、たくさんのシンガーがすばらしい歌い方をしている。
私には決して近寄れないレベルである。
日本人では、藤村麻紀さんとピアノの堀秀彰さんのデュオがびっくりするほど、すばらしいです。
ピアノと言えば、今回のピアニストのCaravanのソロもすばらしかったです。
録音していたので、また聞くことができてうれしい。
今まではギターと歌ってたので、ギターソロに比べての、ピアノソロのダイナミックさには驚きました。
Caravanの日本語訳です。
夜、そして星がとても明るくかがやいている。
キャラバンを照らしている輝きを失いつつある光はミステリアスだ。
砂の上で私の方でねむっていいよ。
このキャラバンの思い出をとっておこう。
とてもエキサイティング
あなたはとても魅力的
青い空の下で、私の腕の中でねむっているあなたの魔法のような魅力に魅せられている
私の愛の夢が この砂漠のキャラバンの中で かなう。
コードは単純で、歌詞もそんなに素晴らしくないけど、これはメロディーと楽器のソロでもってる曲ですね。
じゃ、今回はこれまで。